1年生の算数は「とけい」です。
この「とけい」はアナログです。確かに現在時刻をしるにはデジタルの方がわかりすいので,朝のテレビでも画面のすみにデジタル表示がされています。しかし,アナログ時計にはもっと重要な要素が含まれています。
長い針と短い針,この2本の針が重要です。
黒板に表示されている時間はなん時なん分かな?
3時24分,8時35分,11時51分に,はりをあわせてみましょう。
みんな,しっかり針をあわせることができました。
学校の教室,廊下,野外の時計はすべてアナログ時計です。アナログ時計は針が動いているので,感覚的に時間を把握することができます。
たとえば、11時45分の時に「12時になったら終わりね」と伝えたとしましょう。デジタルだと,数字で「11:45」と表示されているだけです。時間が近づいても,あとどのくらいで12時になるのか,理解しづらいです。でも,アナログであれば針が動いていく様子を見ることができますので,「まだ大丈夫だ」「12時に近づいてきたから急がなきゃ」と感じることができるのです。時間の動きを目で見ることができるので,見通しを立てて活動しやすくなります。
見通しをたてる,残り時間の感覚的に感じるとる,大事です。
アナログ時計は「読む」「数字を知っている」ということができないと使えないと思いがちですが,そうではありません。
数字だけならわかるという場合は「短い針が9になったら〇〇しようね」という伝え方もできます。数字が読めなければ「長い針が一番上に来たら」と伝えたり,シールを貼って「赤いシールのところに来たら〇〇ね」という伝え方をしたりすることもできるでしょう。工夫次第で、年齢問わず使うことができます。
しかし,葉子Tはからだに時計を付けていますがひもがありません。どうやってつけてんだろう?