6年生の国語は「メディアと人間社会」「大切な人と深くつながるには」のダブル構成の単元です。
筆者はテレビ等でもおなじみの池上彰さんと鴻上昭二さんです。いずれの教材文も筆者の主張が明確で,お友達の日常生活と接点がある話題が取り上げられています。池上さんの「メディアと人間社会」は,「はじめ」「中」「終わり」の文章構成を見てみると,どうやら「はじめ」「おわり」に池上さんが主張したいことが書かれているのがわかるね。
鴻上さんの「大切な人と深くつながるために」,はじめ・中・終わりの構成に分けることが難しいね。けど,鴻上さんは,具体例を示したり,問いかけたりしながら,筆者の考えを繰り返し説明していることがわかるね。
文章のどこが心に残ったかを大切にしながら文章構成をとらえることで筆者の考えに対する自分の考えをもつことができます。そのためにも,文章構成表にまとめていく学習は重要なんだね。
筆者の主張を読み比べ,自分の考えをひろげる6年生の国語,さすがだ。