4年生の道徳は「かっこいいせなか」です。
みんなは学校で掃除当番や給食当番,そしてクラスの係など役割があるね。またおうちでも,お風呂の掃除やお風呂を入れる,洗濯物のたたむ,台拭きをするなどいろいろな役割やお手伝いがあるね。そういう自分の「お仕事」をやっているときの気持ちはどうかな?
「めんどうだな~」「なんでわたしなのかな~」「早く終わらせよ っと!」「何もおもわないな~」「内容によっては楽しいかな~」などなど
明日は待ちに待った「運動会」。運動会を楽しみにしていたゆうだいくんは,明日の運動会に備えるためにも速く帰って,明日の運動会の支度をしようと思うのでした。
しかし,明日の運動会の準備で,4年生は倉庫からパイプイスを運ぶというお仕事がありました。「なんで俺たちなんだ?5年生,6年生が中心となって準備するんだから,ついでにやってくれればええのに・・・」とブツブツ文句を言いながらイスを運ぶゆうだいくん。
イスを運び終え,帰ろうとするゆうだい君たち4年生。5・6年生はまだ準備で走り回っています。「4年生でよかった。来年はぼくたちがやるのか~,めんどうだな~」
と思っていると,まだ準備をしている5・6年生の声が聞こえてきました。
「だれか,これ重いからそちら側をこってくれないか~」「重いからゆっくり運ぼう」
「先生,その仕事わたしがやります。こちらの仕事がおわったので他にやることありますか?」
この声を聞いたゆうだい君は「そんなにがんばらんでもええのに,つかれちゃうよ」と思うのでした。
運動会当日,5・6年生は器具の準備や片付けなどで競技中ほとんどすわることなく走り回る5・6年生がいました。
閉会式が終わって,教室に帰ろうと歩いていると,仲良くしている6年生のしょうさんがゆうだい君の肩をポンとたたきながら,「ゆうだいが走ると子みていたよ。がんばっていたね。おつかれさま!」そう言って運動会の後片付けに走るしょうさんの背中。その背中をみて「かっこええ」と思うゆうだいくんでした。
さー,しょうさんの背中,みんなはどう思ったかな?
「5・6年生が支えてくれているんだな~」「みんなのために走り回っている6年生はすごいな~」などなどと感想をもちます。
西明T「6年生のしょうさんの背中,かっこええと思った人?」
お友達「はい!」とみんなの手が上がります。
西明T「そうか,かっこええと思ったんだね。では,みんなはしょうさんのようにみんなのためにお仕事をしようとおもったかな?」
お友達「し~ん」 西明T「あら?」
そうなんだよね。いざ自分に当てはめてみると,やっぱり「いやだな~」「できることならやらずにすませたい」「みんなのためにはなりたいけど・・・,できるかな~」となるよね。当然だよね。
西明Tはメジャーリーグで活躍している菊池投手の高校時代のお話しをみんなに送信です。人間力をみがく,それがいくいく自分の技術向上にもつながるってことなのかな。
みんな,いっぱい自分と対話したね。その対話が大事なんだよ。
さて,お話しの最後はこうです。
帰りの会が終わって外に出ると,さっきまで運動会一色だった運動場がもとの姿にもどっていました。
それを見て,「来年は 」といって,手をぎゅっと握りしめるゆうだいくんでした。
「 」にはどんなセリフがあうでしょうかね?(教科書にはセリフはのっています)