3年生の国語は「三ねん とうげ」です。
「三年とうげ」は韓国の民話です。中心人物であるおじいさんは,転ぶと寿命が三年になると言い伝えられている三年とうげで転んだことが原因で病気になってしまいますが,トリトルの言葉を聞いて元気を取り戻します。
何が原因でどんな気持ちになったのか,どう変わったのかなどを,場面の移り変わりと人物の気持ちの変化を結び付けて考えていく,海外民話のなかでも,3年生にうってつけの鉄板教材です。
やはり,名場面は,鳥ドルのことばを聞いて,おじいさんに元気がもどり,さらにとうげで,どこからとなく聞こえてくる「一ぺん転べば 三年で,十ぺん転べば三十年,・・・長生きするとはこりゃめでたい」が出てくる場面です。
みんあんで順番でこの場面を読んでみます。するとあるお友達が「♬いっぺん転べば三年で 十ぺん転べば三十年♬~」ととても上手に吟じてくれました。これには拍手喝采です。みんなでこの部分をさっきのお友達のように吟じてみよう!
みんな,肩をゆらしてとても楽しそうに吟じます。いや~本当に楽しそうだ!
章恵T「この物語には,最大のなぞがあります。」
名探偵コナンが好きな章恵探偵がみんなからヒントをつのります。
そうなんです,先ほどの「一ぺん転べば 三年で,十ぺん転べば三十年~」を,物語の中で,だれが発したのかです。
お友達の推理が続きますが,これはだれにもわかりません。それが民話の良さなのかもしれませんね。
ある,お友達のノートを見せてもらいました。
おじいさんの場面での様子が,表情豊かなイラストで表現し,その移り変わりがとてもよくわるイラストになっています。
なるほど,ノートを工夫することで,何をきっかけにどのように気持ちが変化したかを考えながら読むことができるね。ナイスだ!
いや~,しかし,物語を読むときの「♬一ぺん転べば 3年で 十ぺん転べば 三十年♬~」ととてもリズミカルで楽しく読んでくれたお友達には感心しました。聞いている私も楽しくなってきましたからね~。なんで,あんなに楽しく気持ちになったんだろう?・・。
わかりました。
3年生のお友達が読む拍子は「玉川カルテット」のリズムのだー!だから,楽しい感じになったんだ~。