4年生の国語は「慣用句」です。慣用句は2語以上の単語が結びついて,ある特定の意味を表す,昔から習慣として使われてきた言い回しです。
慣用句は,ことわざと混同されがちですが,ことわざは教訓を含んでいます。
慣用句は教訓を含みません。物事のたとえとしてのみ使われます。
物事のたとえなんだけど,昔からの言い回しだからなかなか難しいよね。
「こしがぬける」,まずこの「こしがぬける」はどんな様子をあらわしているのかな?素早く調べたいのでタブレット端末の検索機能を使います。
みんな,素早く調べまます。その慣用句の説明文にも難しい表現があります。さらにそれも調べます。そして・・・
先生の指示で,タブレットは閉じられます。次の問題です。「鼻であしらう」さー調べ開始です。これを繰り返します。4年生ともなるとその動きが非常にすばやく,的確です。やるじゃん4年生!
この学習も授業規律を確認する大事な行動です。机に用紙を置くスペースはあるか,タブレット端末は安定した場所に設置できているか,先生の指示を聞き,素早く行動に移せるか,などを確認です。
しかし,黒板前に担任の西明Tがいません,西明Tの声は聞こえます・・・
西明Tは一番後ろの席にいました。今日は,4年生のお友達の視点を問題用紙とタブレット端末の2点にしぼらせ,集中力を持続させ,しっかり自分の耳で先生の指示を聞き,指示を実行するのがねらいなのだそうです。
うしろからお友達を観察することで,困っている子はいないかを黒板前から見えない様子を把握します。そして,実際に児童用の机にすわって一緒の学習をすることで,机の上がものでいっぱいになってはいないか,自分の指示が適切かを自己チェックしているのだそうです。
なるほど,ついつい教員はあれだせ,これだせ,これひらけ,あれを見ろなどたくさんものを準備させすぎて,児童用の机がものであふれ,学習に支障をきたしてしまうことがあります。それを点検するのはとても重要です。