6年生の国語は「ぼくのブック・ウーマン」です。ブックは「本」,ウーマンは「女性」、一体どんな教材なんでしょうね。
「ぼくのブック・ウーマン」は、1930年代のアメリカが舞台となっています。現代に住む6年生のお友達多くにとっては、驚くことが多い内容だと思います。時代背景や登場人物のカルの置かれている状況を丁寧に読み取っていく必要があります。
1930年はお友達にとっては約100年前のアメリカのようすなどは想像もつきません。
そもそも、約100年間の日本の生活や様子も想像がつきません。そこで、「浪速に最強主婦」ことミッチーが約100年前、昭和5年の日本の様子がわかる動画を見せてくれました。動画の舞台はみんながついこないだ行った「奈良」「京都」です。
五重塔やお寺などはみんながこの前見てきたものと変わりないけど、映り込んでいる人や道路などは全然違います。
もっと驚くのが、この動画は「カラー」であるということです。昭和5年ごろに日本を旅した欧米の方が撮影したんだそうです。このころにすでに欧米では「カラーで動画を残す」という技術があったんだね。
この教材文は、学校教育が当たり前ではなかった時代があったこと、それでも本という人類の知識や文化を届けようとした人がいること、本とはそれほどまでに大切なものであることを感じることができる物語です。
お友達にとっては、読書はとても身近です。日常と離れている設定だからこそ得られる知識や生み出される考え生まれるでしょうね。また、「読書」という身近なテーマだからこそ、自らの読書生活を見直すよいチャンスになるかもしれません。
異国の文化を知ることの面白さ、自分の生活を振り返り見つめ直すことの価値に気づくことで、読書へ向かう気持ちの高揚につながる学習になるんでしょうね。
さ~「ぼくとブックウーマン」を通して、追求していこう。がんばれ、6年生!