今日の5時間目,6年2組の理科で本校の西明Tが半田市理科部会を代表して研究授業です。本来は半田市内の理科主任全員が参観する予定でしたが,コロナのこともあり,今回はビデオで撮影し,後日理科部会で視聴するそうです。内容は「水溶液」です。
西明Tが5種類の透明の液体を準備しました。①うすい塩酸②食塩水③炭酸水④アンモニア水⑤石灰水の5種類です。
西明T「あー,やっちゃったよー。水溶液を入れるときには,ちゃんと名前が書かれたビーカーに入れなあかんのに,ただ,ABCDEと書かれたビーカーにいれちゃったよ。どれがどの水溶液かわかなくなってしまった~,どうしよう」が今回の実験の始まりです。
西明Tから,「どれがどの水溶液か,わかる実験装置」が各タブレット端末に送られてきましたよ。6年生のお友達が手際よく実験道具を準備していきます。理科の実験と言えば班で行うのが定番ですが,今はコロナ渦,ということで,一人一人が実験を行います。
事前に自分でつくっておいた実験チャートにそって,「見た目」「におい」「リトマス紙」「二酸化炭素注入」などの手段を駆使して,水溶液の正体を探ります。
どうやら,みんな水溶液の正体がわかったみたいですよ。
ここで,なんとトラブル発生です。南館の西側が原因不明の停電です。本当はここで,ロイロノートを使って,みんなの実験結果を集約し,タブレッタ端末を通して,結果を発表する予定でしたが,インターネットのアクセスポイントもダウンしてしまったので使えません。
しかし,さすが6年生です。停電なんかであわてません。デジタル形式が使えないなら,アナログ形式でいきましょう。それがすぐできる6年生。すごいわ。インターネット回線は使えませんが,タブレット本体は動きます。タブレット端末の画面を使って,各班で実験結果を発表です。
6年生のお友達が安全に,水溶液の性質や働きの違いについて考えることができるよう,また,コロナ渦も考慮した一人実験,個人をつなげるネットワークを駆使した理科実験の授業でした。5種類の水溶液を判別した6年生,すごいぞ。西明Tも7月から準備を進めていました,お疲れ様でした。
「準備は周到に,やるときは一瞬で,そしてチャンスは一度きり」
なお,停電は16:30頃復旧しました。