1年生の道徳は「ダメ!」です。このお話に登場するのは「りすくん」と「くまくん」です。

事件は、おやつの時間におきました。今日のおやつは、ぼく(りすくん)が大好きな「プリン」。大好きなプリンを、ゆっくり最後に食べようとしていると、くまくんがきて、「りすくん!おそいな~ぼくが手伝ってあげるよ!」とくまくんがプリンを食べてしまったのです。ぼくは「だめ!」っていえなかったんです。
江原T「りすくんは、どうして「ダメ!」って言えなかったんだろうね?まわりのお友達と話し合ってみましょうね」


「からだの大きいなクマくんに勇気をだせなかったと思います」「もし『ダメ』っていって、クマくんがおこってきたら・・・」「クマくんも『ダメ!』っていわれてきずついちゃうかもしれないと思ったんじゃ・・・」なるほど~

クマくんに、勇気を出して「ダメ!」っていえなかったことがくやしかったリスくん。そのことを夜も考えます。
リスくん「・・・明日クマくんに言おう!だけど、つきとばされたり、大きな声をだされても・・・、けど、言わなかったら、ず~と、このままでだ!」
次の日、「お・は・よ!」と大きな声が。クマくんでした。リスくんは勇気をだして
リスくん「クマくん!昨日ぼくのプリン食べたよね?」
クマくん「それは、リスくんが食べるのが遅いから手伝ってあげようと思ったんだ」
リスくん「ぼくはあとで食べようとしていたんだよ」
クマくん「知らないよ~、だって『ダメ!』っていわなかったし・・・」
リスくん「ぼくは、いやだったんだよ!」
クマくん「わかったよ~、プリン食べてごめんね」

クマくんに昨日のことを話したリスくん、どうしてリスくんはクマくんに言うことができたんだろうね?
「このままだと、また次も食べられちゃうと思ったんじゃないかな~」「このまま、ケンカしたみたいな感じがいやだったのかもしれません」なるほど~

この話の最後はこうです。
おやつの時間になりました。今日のおやつは「いちご」です。するとクマくんが「リスくん、昨日のプリンのかわりに、この『いちご』をたべて」といって、イチゴをくれるのでした。
リスくん「ありがとう。けど、『いちご』クマくんが大好きじゃないか」
クマくん「そうなんだけど・・・、なんならリスくんの『いちご』たべるのてつだってあげようか?」
リスくん
「ダメ!」 と大きな声で、はっきりと言いました。そして、「あはははは!」「あははは!」と笑い、「おいしいね」「うん、おいしいね」
と言いながら、一緒にイチゴを食べるのでした。おしまい!

お友達「『ごめんね』っていえたクマくんもえらいと思います」「そうだよね~。それにイチゴをあげるって言えたもんね」
「二人が仲直りしてよかったです」
江原T「なるほど~、クマくんのように、悪気がなくても、やってしまったら、素直に『ごめんね』と言える、クマくんも勇気があって、えらいな~って先生も思いましたよ」
さー、今日の振り返りです。


勇気をだして、きちんと言う。大事なことだね。あと、『ごめんね』と素直に言えること。
〇〇のとき、自分はどうするか。そしてきちんと〇〇と言おう!と考える機会となった1年生の道徳「ダメ!」、ええね。