5年生の算数は「円と正多角形」です。中でも今日は「円周率とはなんぞや?」です。
円の直径と円周について調べます。お友達は、今までの生活経験から、「円の大きさが大きいほど円周が長くなる」ことは知っています。
そうした生活経験を、「直径と円周は比例する」という算数の知識へと導いてくれるのが、教科書付属の「円周測定マシーン」です。
いろいろな大きさ(直径)の円があります。それを転がして、円周がいくつになるかを調べます。鉛筆に円をセットして、測定器のレールに転がして、円周を測定します。
円の円周を直径で割ります。すると、どの直径の円と円周でも、だいたい「3.14」になるのがわかるよね。
この「3.14」が円周率ってわけだ。
どんな円でも円周は直径の約3.14倍になっている。それを導き出す「円周測定マシーン」恐るべしです。
この円周率「3.14」は、アルキメデスを始め、数多くの数学者たちを魅了して、より正確な値を求めようと、円周率の計算に長い間挑戦してきて、最近では「スーパーコンピュータ」によって約62兆8、000億桁までもとめられていると聞きました。
円周率は一見単純に思える数だけど、今のように高い精度で導き出されるまでには、長い歴史と数多くの数学者たちの努力があったんだよね。
円周率にはロマンがあるね~。