5年生の道徳は「長嶋茂雄の人生は七転び八起き」です。
昭和の人なら野球を知らなくても知っている野球選手と言えば「長嶋茂雄」さんです。けど,今へ令和です。長嶋さんを知っているお友達はいません。
東京六大学のスターでジャイアンツに入団するも,カネヤンに4打席連続4三振をきっし,失意のどん底へ。しかし,伝統の一戦,巨人対阪神の天覧試合でサヨナラホームランを打つなど大活躍します。
選手として大スターになったけど,その後監督となった年はなんと最下位,その後選手を鍛え直して日本一に導き,名監督となります。しかし,今度は病気が長嶋さんを襲います。生死をさまよい,懸命のリハビリで驚異的な回復をみせたミスター。まさに「七転び八起き」。
なぜ,長嶋さんは何度もどん底におちながら何度も復活できたのか,ここは教科書に書いてませんのでみんなで考えます。
「目標があったから」「強い信念があったから」「まけてたまるかの根性があったから」などなど,お友達から意見がとびかいます。
「努力を積み重ねると,人に見えるほどの成果が出る」という長嶋さんの言葉にも重みがあるね。
困難な状況でも,あきらめることなく努力し続けることの大切さを学び,目標に向けて物事をやりぬくことの大切さについて話し合う5年生でした。
「ミスターこと長嶋さん,ワンちゃんこと王さん,そしてゴジラ松井」,この3人を知っている人はずいぶん減りました。昭和育ちのわたしにはこの3人はチームをこえて印象に残り,好きな選手でした。昨年の東京オリンピックの聖火リレーで3人の姿を見たときは感動しました。
天覧試合で長嶋さんにサヨナラホームランを打たれた阪神の村山さんが,引退しても「あの天覧試合での長嶋さんのホームランはファールだった」と言い張っていた村山さんの昭和チックな「負けん気」もすきでしたけどね。