「スイミー」の良さは何と言っても子どもの心を引き込む様々な言葉の表現技法です。そして特に重要なのが「比喩(ひゆ)」です。「~のような〇〇」「~みたいな〇〇」ってやつです。 物語を通して,「比喩(ひゆ)」によって、スイミーの心情が移りかわっていく様子を読み取り,想像するのがおもしろいんです。けど,ただ読むだけでは,子どもは「比喩(ひゆ)」に気づくことはありません。「比喩(ひゆ)」とは何かを知り,考え,そしてあらためて読んでみる。そこで,子どもの読みは変化します。この「読みの変化」こそ子どもにつけたい国語の力なんです。 「にじ色のゼリーのような クラゲ」「水中ブルドーザーみたいな イセエビ」。海の中はふだん見ることはできませんが,物語を読むことで想像がどんどん膨らんで,思考ががんがん動くね。ええぞ2年生!