5年生の体育は「鉄棒」です。
自分の腕で体を支える腕支持。これには腕の力も大切なんですが,実は背中の姿勢保持が重要なんです。
おなかに鉄棒をつけ,手を離す「すご技」をやってくれるお友達もいます。背中をのばし,さらにバランスをとるための筋力が必要です。
このバランスを取るための筋力の向上は,体幹を強くし,器用に体を動かす巧緻(こうち)性を高めます。
からだが支えられたら,前回りでおりる。この一連の動作は小学生の腕力,バランスをとる筋力,体幹をしっかりと鍛えることができるのです。そして,なんといっても,さかさまの状態をからだがおぼえる「さかさ感覚」みがきに通じます。
鉄棒は子どもたちの様々な筋力や感覚をみがくとてもよい運動なんですね。鉄棒恐るべし!がんばれ,5年生!
大人は体重が重いので,鉄棒には気をつけてくださいね。よく,公園などでパパが「みてろよ~」といって逆上がりをやって,腰を痛めたり,肩を痛めたり,おなかが鉄棒にすれてすりむいたりしちゃったという話を聞きますからね。