6年生の理科は「水溶液」の実験が続いています。今日は「炭酸水」について調べます。
炭酸水は無色透明,無臭です。けど軽く振るとあわがでてくるよね。そのシュワッとするやつ。そのシュワッとなるあわはなんだろうね。
みんなの予想では「二酸化炭素」が多かったね。では,二酸化炭素かどうか調べてみよう。理科室に移動だ!
あっというまに理科室へ移動です。炭酸水からでているのが二酸化炭素ならば,二酸化炭素を石灰水にいれれば「白くにごる」という性質を使って確かめてみよう。
丸フラスコに市販の炭酸水を入れ,ゴム管を装着します。そのゴム管を石灰水の入った試験管に入れてみます。
丸フラスコを軽く振ることで「シュワシュワ」してきて,試験の石灰水が白く濁ってきました。「シュワシュワ」の正体は二酸化炭素だったということだね。
今日の実験は過去にやった「石灰水に行きを吹き込む」と言う実験に近いのでわかりやすい実験だったけど,やっていることは非常に貴重な実験なんだよ。
水と炭酸ガスに圧力を加えることでできるのが炭酸(化学式:H2CO3)。H2O+CO2→H2COO3というわけだ。圧力を加えてつくられる炭酸だけど,圧力の影響がなくなると徐々に水と炭酸ガスに分離して,炭酸ガスは気泡の形で水中から放出されていく。俗にいう「気が抜ける」ってやつだね。今度炭酸ジュースを飲むとき,この現象を思い出そう。
理科の実験は楽しくて,新しい発見が多いのが特徴なんだけど,準備や後片付けが大変なのも事実です。
江原Tをはじめ6年生の先生は,昨日のうちに,実験材料や器具を準備して,予備実験を行いました。そして,実験後は使ったフラスコ,試験管,ゴムチューブなどを洗浄・乾燥させ,整頓します。割れてしまったり,傷が入ったものは交換します。理科実験には先生たちの準備,後片付けがあってできるんだよね~。