12月4日~10日は人権週間です。今日の朝会では,突然に校長が歌をうたいました。そのうたは「赤鼻のトナカイ」です。歌のうまい下手はおいときまして,歌の内容はみなさんご存じの通りです。なぜこの歌を?クリスマスが近いから?それもありますが,大事なのはサンタさんの優しさです。
まわりとちがっていても大丈夫,さらにその赤い鼻が役に立つというのですから。サンタさんは優しいから世界の中の人に愛されてるんでしょうね,というお話しをしました。
先週から今週にかけて,各クラスで人権についての内容を道徳で扱っています。
今日は4年1組での道徳を紹介します。

まずは,「人権」についての説明を簡単に聞きます。そいて,滝塚Tからのお題1「人権と聞いて思いつく言葉を書きましょう。」です。
お題1に子どもたちの手はほとんど動きません。
ここで,お題2です。「自分を表す言葉を書きましょう。なるべくたくさん書きましょう。」

今度はどんどん鉛筆が走ります。「算数が苦手」「ピアノが好き」「ゲームが好き」「男」「本が好き」「走るのが好き」などなど。そして,発表していきます。あっという間に黒板がいっぱいです。

自分を表す言葉にもいろいろあるんだね。
さーお題3です。「今書いた自分を表す言葉の横に,意味が反対になるような言葉を書いていきます。」


反対の意味となる言葉を書いたら,それを赤いペンで囲みます。「算数が好き」→「算数がきらい」,「ピアノが好き」→「ピアノが苦手」,「本が好き」→「本が好きでない」。
ここで,自分とはちがう人がいることをあらためて知ります。ちがうことを知り,認める。これが「人権とは」を知る一つの方法なんですね。

今日は,しっかり「人権とは」を考える事ができたね。
人権週間。私たちが幸せに生きるための権利,人種や民族,性別を超えて万人に共通した一人ひとりに備わった権利。みんながみんな違うように、全部が同じ人なんて誰もいません。一人ひとりの違いを認めたり,自分やお友だちの良いところを見つけて,それぞれが大切な存在であることを知る,大切な一週間にしたいですね。