3年生の国語は「ちいちゃんのかげおくり」です。

この単元は,物語を読んで,感想をまとめて伝え合うという言語活動です。今日はお話しの終盤,第4段落です。


この4段落目を読んで,この4段落は「明るい話」なのか,「暗い話」なのか,自分がどう感じたのか,なぜそう感じたかを考えます。


すると,この第4段落のおはなしを「明るい話」と感じるお友達,「暗い話」と感じるお友達が両方いることがわかります。なぜ感じたことがわかれたのだろうね。

第4段落ではちいちゃんが亡くなってしまう話です。
群司T「ちいちゃんがなくなったことを知った人がいます。だれがちいちゃんの死を知ったんだろうね」この発問はこの時間で一番の目玉発問だ。
「ちいちゃんが亡くなったことを知っている人?知った人?・・・」みんな考えます。
「お父さん,いやいやお父さんは戦争へいってしまったからな~・・・」
「お母さん?それともお兄さん?・・・いやいあ,みんなちいちゃんとわかればなれになったはず・・・」

あるお友達が気づきます。「わたしだ!読んでいるわたしたちじゃないかな~?」
そうだね。まさに,この物語を読んだ「みんな」だね。物語やお話しを読む人,それを「読み手」というんだね。
ちいちゃんの気持ちと読み手である自分の気持ちにはちがいがあることに気づく。その気づきから「読み手」という第三者としての目線から,登場人物の心情をうみとり,その感想を書くというのが今回の授業のポイントなんだ。

さー,「読み手」として,自分が感じたこと,感想を伝え合ってみよう。
すると,「〇〇さんは,自分とはちがう気持ちでした」「△△さんの感想を聞いてなるほどな~と思いました」という意見が出てきました。
そうだね,みんなしっかり,感想や考えをもつことができましたね。ええぞ,3年生!
今回の授業は群司Tの研究授業として行いました。

今日の授業にむけて,群司Tは夏休みから構想をねっていました。群司Tお疲れ様でした。みんなが帰って,誰もいなくなった教室で,何度も「一人授業」に取り組んだもんね。
準備は周到に,やるときは一瞬で,チャンスは一度きり!