1年生の道徳は「きいろいベンチ」です。
学校には「きまり」があるよね。各教室にも「花小のよい子」というのがはってあるよね。これは,1年生も4月の学級活動で習ったね。
今日は「きいろいベンチ」という資料で考えます。
雨があがり,よい天気になりました。たかしさんとてつおさんは紙ヒコーキをとばして遊ぼうと公園へきました。紙ヒコーキをとばしても紙ヒコーキは思うようにとんでくれません。そこで,公園にある「きいろい ベンチ」が目に入りました。「あのきいろいベンチの上からとばしてにようよ」となり,2人はベンチの上にくつのままのりました。ベンチの上から,紙ヒコーキとばすと,紙ヒコーキはスーと遠くまでとんでいきました。2人は夢中になってベンチの上から,紙ヒコーキをとばすのでした。
その後,2人はブランコにのりはじめます。すると,公園に小さな女の子とおばあさんがきました。女の子は走ってきて,ベンチにすわりました。するとおばあさんが「あらあら,そんな泥だらけのベンチにすわって,スカートがドロだらけですよ」といい,女の子のスカートをドロをふいていました。その様子を見ていた2人は顔を見合わせるのでした。
さー,なぜ,2人は顔を見合わせたんだろうね。そうだね,きっと「ハッ」としたんだろうね。その「ハッ」と気づくことが大切だね。ええぞ。
それに,何かに夢中になっていると,ついついきまりをわすれてしまうってこと,あるよね。
今回の単元はたしかに「きまりを守ること」について考えることが目標ですが,葉子Tはあえて,きまり,きまりと言わず,「大切に使うこと」に焦点をおき,自分の学校生活を振り返るよい機会としました。きまりというより,「マナー」といえるもんね。
机も大事なみんなのものです。授業のあと,自分の机の落書きを消しているお友達もいました。いろいろ考えることができたね。