４年生の理科「すがたをかえる水」，前回までに冷やしたとき，温めたときを実験してきました。
 
　さー，今日は前回水を温めたとき，「あわ」がブクブクとでていました。その「あわ」はいったい何者なんだろうか？を考えます。
　「水からでているからあわは水じゃないかな？」「水しか入っていないはずだから，水ってことになるかな？」「ブクブクでてきたから空気じゃないかな？」「空気と水と両方かも？」，なるほど，よーしさっそくあわの正体をさぐろう！
 
　さっそく，実験器具を準備します。今回も温める実験だからガスコンロを使います。ビーカーに水をいれ，ゴム管をつけた三角ロートを逆さまにしてビーカーに入れます。水を熱して，ブクブクでてきたあわは，この三角ロートからゴム管を通って，ビニール袋に集められます。
 

 

 
　さーブクブク言ってきましたよ。同時にビニール袋が膨らんできました。間違いなく気体です。そして，火を消します。なんと，ビニール袋に集められた気体は，液体となって，ビニール袋にたまってきました。
 

 
　あわの正体は，熱せられて蒸気として気体に姿をかえた「水」だったんだね。水は温度によって姿を固体，気体，液体にかえることができ，さらに水にもどすことができるってことがわかったね。おもしろい実験だ。

　昔，ドリフターズのヒット曲「いい湯だな」の一節に，「♬いい湯だな，いい湯だな，湯気が天井からぽたりと背中へ，冷て～な，冷て～ね，ここは北国，登別の湯♬」があります。暖かい温泉の湯が天井にあがっていき，それが冷やされ水滴となり，落ちてくる。今回の実験と同じなわけだ。　♬ばばんば　ばんばんばん　♬