5年生の社会は「自動車工業のさかんな地域」です。環境面や安全面からこれからの自動車づくりに必要なことについて考えます。さらに,今回は他の意見を踏まえながら,根拠をもとに自分の意見を表現できることをねらいます。
まずは,グループ内で今後の自動車は「安全面」を大切にすべきか,「環境面」を大切にすべきか,意見を交換します。
事前に「よいところ」や予想される反論,それに対するこたえなどを用意しています。
さー今度はクラス全体で「安全面重視」側と「環境面重視」側にわかれて,討論会です。一斉に手が上がりましたよ。
根拠となるデータやグラフ,図などを用意して,大型ディスプレーにうつして自分の意見の裏付けを説明するお友達もいて,驚きました。どの意見も「なるほど~」「そうだったのか~」と感心します。
意見の応酬に時間があっという間にきてしまい討論は終了です。最後は振り返りシートに感想等を記入しました。討論を終えて,自分の考えが変わったというお友達もいました。
相手の意見を尊重しつつ,自分の意見を活発に出し合う社会の授業でした。
5年生のお友達の活発な意見討論もすごいんだけど,もっとすごいのが,グループになる,2手に分かれる,通常の席にもどす,など机や自分自身の移動があったのですが,どの移動も静かに,そして,わずか3秒~5秒で完了してしまう行動です。
討論の時間を最大限確保しようと,一人一人が自覚をもって行動できているということだね。すげ~ぞ,5年生。
今回の授業は教員の授業力向上をねらう研究授業として江原Tが行いました。今年度の研究は,また「思考のすべ」「表現のすべ」の育成を指揮した単元構成の工夫を通して,
「自分の考えをもち,主体的に学びを深める」ことを目指します。
江原Tは今日の授業を計画的に行い,1学期からすでに仕込みが始まっていました。江原Tお疲れ様でした。
「準備は周到に,やるときは一瞬で,チャンスは一度きり」