6年生の国語は「鳥獣戯画を読む」の学習が進んでいます。
鳥獣戯画は長い絵巻です。この鳥獣戯画が「アニメーションの元祖」といわれるのはなぜか,を考えていきます。
そこで,横江Tが教科書にある2枚の絵を提示します。
横江T「この画像には『かえる』と『うさぎ』それぞれ何匹(うさぎは〇羽とかぞえる場合もありますが)いますか?」と問いました。
すると,なんとみんなのこたえはバラバラです。カエルが4もあれば5も6もあります。ウサギも3も4もあります。
横江T「あれ?けっこうこたえがちがうね~。では,今度は『登場人物』としてカエルとウサギを見てみましょう。登場人物ですから名前があります。カエルA,カエルB,ウサギA・・・て感じでね。名前をつけて,もう一度数えてみよう」
すると,今度は全員の答えが一致しました。お友達にどう数えたか,やってもらおう。
2枚の絵で数に入らないカエルやウサギがいるとのこと。
横江T「なぜ,このカエルやウサギはかぞえないの?」
お友達「このウサギとこのウサギは同一人物だからです」
なるほど,がっぷり四つに組むウサギ,もう一枚ではこのウサギはなげられて転がっています。同一人物だ。
2枚の絵は,連続している動きをあらわしているんだね。そして,「鳥獣戯画を読む」の筆者は,これがアニメーションの元祖であることを,絵巻の絵を分割させることで,わかりやすく説明しているんだね。
鳥獣戯画がアニメーションの元祖である所以もわかり,筆者の工夫もわかるおもしろい国語の授業だったね。
登場人物で数える,なるほど。やるじゃん横江T!