6年生の国語は古典「狂言」です。狂言は対話を中心としたせりふ劇です。大がかりな舞台装置は一切用いず,言葉やしぐさによってすべてを表現します。
今日の演目は「柿山伏」です。柿を盗んで食べる「山伏(やまぶし)」と,柿を盗む山伏をからかう畑の持ち主「柿主(かきぬし)」の掛け合いを楽しみます。
柿主が山伏と知りながら「あれはヒトか?それともカラスか?カラスなら鳴きますわな~,ヒトなら射ってしまえ!」
「わたしがカラスに見えるのか?なら,鳴かないといかんわな~,『カー,カー」」てな具合にからかいます。
狂言「柿山伏」の動画をみながら,6年生のお友達は,どんな場面なのか要約してノートに書いていきます。
狂言の大きな特徴は「笑い」です。中世の庶民の日常や説話などを題材に,人間の習性や本質をするどく切り取り,大らかな「笑い」や「おかしみ」にしてしまう狂言。狂言は約400年前の室町時代から親しまれている古典芸能です。
狂言から,400年前の「笑い」を堪能する6年生の国語,ええね。