6年生の国語は宮沢賢治さんの「やまなし」です。「やまなし」もいよいよ佳境に入ってきました。
この「やまなし」は一読しただけでは,なかなか内容が入ってこないんだけど,なんかを感じるんですよね。読めば読めばほど,深い何かが伝わってくるんだよね。
江原Tは「12月」について考えさせます。
宮沢賢治さんの「やまなし」は教員にとっても難関といえる教材です。だいたい,題名の「やまなし」自体が出てくるのは最後の部分だけです。
なぜ,5月と12月なのか,クラムボンって?,なぜ題名がやまなし?ただのなしではいかんのかな~,など,疑問がいくつもわいてきます。
それをいかに想像させ,考えさせるか,いや~難しい。
下の画像は9月中旬頃,職員室での江原Tの画像です。今日の「やまなし」の最後の部分の構成を考え中でした。
「やまなし」のヤマ場といえる最後を,どうもっていくか,江原Tがずーと考えていました。ずーと考えて,「ここがヤマ場なんすよね~,ヤマ場なんすよ~,う~ん,・・・,ヤマ場なんだよな~」と独り言を言って,江原Tは1時間ほど動きませんでした。難しい単元だったね。
昔,ある先輩の先生が,6年生の「やまなし」の授業で納得のいく授業ができたら一人前の先生と胸をはってええぞ!と言っていたのを思い出しました。私はその頃(ずーとですが),中学校の体育教師だったので,ただ「ほー」と思っただけでしたが・・・。