２年生の国語は「せつめいのしかたに気をつけて読み，それをいかして書こう」です。
 
　前時までに「馬のおもちゃのつくりかた」，「けん玉のつくりかた」の説明文を学習してきました。説明の工夫を使って，分かりやすい文章を書くことを学習してきたので，一見，自分が説明したい「おもちゃ」について，どのお友達も興味をもって，意欲的に活動することができそうですが，「作業の手順を書く」という言語活動は，簡単なようで，子どもたちにとっては，とても難しいんです。
 
　そこで，今回は，１年生を招待して，自分がつくったおもちゃで遊んでもらうという「おもちゃ王国」とリンクさせます。ここで，２年生のお友達には，だれに，何のために書くのか，つまり「相手意識」，「目的意識」が生まれるんです。
 
　大事なのは，「まず」「つぎに」「それから」といった接続させる言葉です。これらの接続する言葉は，順序を表す言葉です。順序をあらわす言葉で，作業を順をおって説明する言い方となるのです。まさに，順を追って説明し，伝えたいことを明確にするためには，まさに最重要言語となるわけです。
 

 
　自分が書いた説明が相手に伝わるかどうか，お友達に読んでもらうのがええね。
 　
　「順序」をとらえるための言葉を使えるようになる，これは低学年の大きな目標なんです。そのための，道しるべが「順序をあらわす言葉」なんです。
　１年生のために，わかりやすい説明文を「このおもちゃの遊び方」で学ぶ２年生，ええね。

　順序をとらえる，あらわす言葉は日頃から重要なんですよね。子どもたちから話を聞くときに，この「順序をあらわす言葉」を使って聞いてあげると，子どもたちも考えが整理されて，話しやすくなると言いますからね。